33歳男、就労支援で、うつ病から回復 自分のリズムが大事
北海道に住む33歳の男です。
2007年の時にパニック発作が悪化して、うつ病と診断されました。
僕は高校1年生の時に、人生で初めての「仕事」というものを体験しました。
その仕事の経験でお客さんに怒鳴られたり、上司に怒られたりして、パニックになることがあり、バイトもすぐに辞めました。
その時に僕は思いました。
「僕は仕事が怖い」と。
その後高校を卒業しましたが、どの職業についても、パニックや恐怖になったりして、職場から逃れたくて、オーバードーズ(薬の過剰摂取)で自殺を図ったこともありました。
そんな自分を見かねた母が僕を精神科の病院へ連れて行って診察を受けたときに「パニック発作が長く続いて鬱病になったんだと思います。
」と言われました。
それから僕は仕事を辞め数年くらい療養していました。
仕事をしなくてよい環境になったこともあり、仕事に対する恐怖はなくなりましたが、精神的な不安定さは変わらず。
不眠症になったり、理由もなく鬱状態になったり、鬱状態が悪化すると息がしずらくなり、発作に似たような症状になることもありました。
そんな日々が長く続き、だんだん仕事をしなくてすむ安心感より、将来に対する焦りや虚しさを感じるようになり、僕は病院のデイケアに通うことにしました。
デイケアでは特に何か作業することはなかったのですが、通う事により少しずつ体力がつき始め、その後僕は就労支援の作業所に通い、働くことにしました。
就労支援で少なくてもお金を稼ぐことにより、自分に少しずつ自信や前向きさが生まれてきました。
そして今では、パニックに対する対策も立てられるようになり、鬱状態になることもなくなりました。
今も就労支援で働いていますが、仕事に役立つパソコンの技術をここで訓練して、将来は、アルバイトでもいいので働いて、社会復帰できたらいいなと思っています。
もし今うつ病で悩んでいる人がいるなら、焦らずに自分のリズムで生活して、前へ進んでいけばいいと思います。