34歳 女性 視野を広く持って、新しい自分になる
30代独身女性です。
子供の頃からこだわりが強く、時間を守ったりすることが苦手でした。
また、感受性も強く過度にお人好しなため、意地悪の標的になることが多かったです。
それでも、学生時代は趣味もあり、友達もそれなりにいたので、楽しく過ごせていました。
状況が変わってきたのは、社会に出てからです。
狭い社内の中で、逃げ場もなく、特定の人物に辛く当たられる毎日が始まりました。
周りの人たちにはたくさん助けてもらったのですが、それでも、余りに人格を否定するような激しい態度と言葉の数々に、段々と自分の心が変化していることに気が付きました。
これだけのことをされるのだから、きっと自分がおかしいのだ、自分が悪いのだと、自らを攻めるようになっていました。
それと同時に、誤魔化しようのない、相手への殺意と、死んでしまいたいという気持ちが沸き上がりました。
このままでは、殺すか殺されるかという事態を起こしてしまう。
そう思った時に、ようやく心療内科への扉をたたくことができました。
向精神薬への恐怖があったので、医師に正直にその事を話すと、「あなたの症状なら、カウンセリングだけで治療することも出来ると思う。
ただ、時間がかかる分、辛い時間が長く続くかもしれない。
薬を使えば、もっと早く、楽に治すことが出来ると思う。
どちらで治療を進めるか、自分でよく考えて選んでください。
」と言われ、薬を使わない治療を進めました。
それから分かったことは、自分は発達障害の当事者であり、だからといっていじめを受けていいわけではないが、特定の個性を不愉快に思う人間から、時に強く攻撃を受けることがあるということでした。
そして、その加害者もまた、他人を攻撃することで自分を守らねばならない、心の問題を抱えている人間だという事でした。
そういった人は、その攻撃の矛先を常に探していて、自分の抱える問題に気づかないままに、攻撃する相手を見つけては、積極的に傷付け、それに正義感すら感じているという事でした。
そのキッカケは私の個性にあったかもしれませんが、本当の原因は加害者の心の問題である事、そして本人はそれに気付いていない事、つまり全て私のせいではなかったという事でした。
それでも傷付いた心はすぐには回復しませんでそたが、いずれ加害者の方が居場所がなくなり、転職していったので、ようやく私も元気になることが出来ました。
私は、カウンセラーの方には3人ほどお世話になりました。
病院も、2つに通って、考え方が偏らないように、色んなアドバイスを受けました。
もし、同じような悩みを持つ人がいるなら、たくさんの人はたくさんの考え方を持っていて、唯一の絶対なんて存在しないという事です。
自分を貶めるような言葉だけを、真に受けないでください。
それから、具体的には、図書館の心理学の本や、自己啓発の本が役に立ちました。
有名な医師の方も、それぞれ全く違う事を言っていたりするのが当たり前です。
それぞれの研究の中で、それぞれにたどり着いた考えを主張しているので、自分に合う治療法はどこかにあるはずです。