29歳女性 自分を置く環境を変える うつ病は必ず完治する
私は29歳女性、現在は海外でフリーランスとしてヨガのインストラクターをしています。
私がうつ病を患ったのは2年半前のことでした。
当時は都内の会社で営業兼OLの仕事をしていました。
新卒である会社に就職し、3年が経った頃、それはやってきました。
毎日の残業、人員不足の中次々と退職していく社員、それに伴い増えていく仕事、パワハラ、ストレス。
もともと体力だけは自信がありましたが、もう限界を超えていました。
今振り返ってみると、もっと早い段階で身体から色んなサインがありましたが、当時の私はただ仕事に明け暮れ身体からのSOSを見逃していました。
目の下の痙攣、耳の難聴、立ち眩み、めまい、食欲低下、不眠、情緒不安定、常に社内用のパソコンを持っていないと不安で、通勤時間や休日でさえも、パソコンが隣にないと不安で不安で仕方ありませんでした。
通勤の電車を待つホームでは何度線路に飛び込みたいと思ったことか。
そしてついに会社に行けない日が来たのです。
その日はベッドから起き上がることができず、そのまま病院へ。
そしてドクターからは重度のうつ病という診断がされました。
うつ病とは無縁と思っていた自分がうつ病になっていたことにショックを感じたものの、少しほっとした気持ちを感じたのを今でも覚えています。
今の状態で仕事をするのは、危険とのことでそのまま会社を退職しました。
退職後も何度も仕事や上司、会社の人の夢を見てはうなされ、安定剤や睡眠導入剤を服用したり、会社の人に会うのではないかという恐怖から電車に乗ることができなくなりました。
友人や家族とでさえ会うことが億劫になり、閉じこもる生活をしていました。
しかし、1ヵ月ほど経過すると、段々身体の症状は楽になり、“会社”という環境から去ることで少しずつうつから回復していきました。
そしてうつ病の治療の一環として以前から趣味で行っていたヨガに没頭していきました。
ヨガをすることで、気持ちは自然とポジティブになり、ヨガを自分の新しい仕事にしたいと思うようになったのです。
そして日本というワークホリックな環境を離れ、海外でヨガのインストラクターとして働くことを決意しました。
現在はそんな生活を始めて2年が経過しました。
地獄のような日々から一転、今は新しい環境で自由に大好きなことを仕事にしながらのんびり暮らしています。