27歳女性 鬱病は心のSOS「あなたがあなたを大切にする」が鍵
はじめまして。
現在27歳の独身女子です。
私は、18歳の時、女子大でのトラブルに巻き込まれ鬱病と診断されました。
現在は、すっかり回復。
元気いっぱいな毎日を送っています。
心療内科をこわごわ受診し医師から告げられたのは「あなたは鬱の5段階で5です。
薬を出しますから必ず飲んで下さいね」という事でした。
その言葉にさらにショックを受け、もう「死んでしまったほうがましだ」と思った事を今でもはっきりと覚えています。
まず、学校を休学しました。
現場から離れる事は、逃げだという思いも強くありました。
しかし、逃げる以外方法はないと私は思います。
人の命や、心の重みは学校や、仕事より重いのです。
死んでしまってはもう取返しがつきません。
私は、自分の為に学校を1年間休学しました。
そして、家の中にこもってはヤバいと思い、週5以上のアルバイトを始めました。
ポイントは、自分の親世代の人たちに混じったという事。
同世代からとにかく離れて、一線を置いた距離感で付き合える方々とお仕事をしました。
外に出る事で、気持ちもまぎれました。
収入も得られるので、自分の心が罪悪感の軽減に繋がりました。
仕事は、楽しく元気を徐々に取り戻しました。
数名の同世代のバイト仲間とも言い距離感で付き合えるようになり、自分の居場所を作ることができました。
「自分は存在していいんだ」「楽しいな」「誰かから私も必要とされる価値があるんだ」と自分を自分で認められるようになりました。
そして、復学し、新しい学生たちと勉学に励み、無事大学を卒業しました。
その過程で、鬱病も徐々に治ってゆきました。
後悔していることは、新しい学生との出逢いはとても素晴らしいものであったのに、過去のトラウマで彼女たちを信頼できず妙な距離感を保って学校生活を送ってしまったことです。
相手が心を開いているのに、それに乗れなかった為、その場限りの薄い人間関係で終わってしまったことです。
過去に捕らわれず今を生きたいものです。
私からのアドバイスは、鬱病は特別なものではないと思います。
誰もがなる可能性があるものです。
鬱だから、と自己否定をしないでください。
自分を卑下しないで下さい。
辛い渦中にいると、絶望的で二度と普通に生きられないのではないか。
と思う事もあるでしょう。
しかし、そんな事は絶対にありません。
必ず「きっかけ」的な出来事は訪れるのです。
鬱は心のSOS。
抱え込みすぎた自分に休息を。
自分が背負った荷物を降ろしてリセットできるチャンスでもあると思います。
「頑張らない」をテーマにゆるりと生きる生き方を探してみる時間としてみてはいかがでしょうか。