31歳女 親から離れて鬱から回復 人生に無駄なことなど何ひとつない
現在31歳の女性です。
鬱だったのは高校1年生の途中から高校を卒業する頃までの2年半です。
もともと人間関係を作るのが得意ではなく、中学校では自分の好きな人とだけ付き合うタイプでした。
仲のいい子は別の学校に行ってしまい、新しい学校では特別に仲のいい子はおらず、いつも一緒にいる子も心の中では私のことを馬鹿にしているように思えて、あまり好きではありませんでした。
そんな感じで2学期の期末テストが終わった次の日、クラスに行かない宣言をして保健室登校が始まりました。
そして2年生からは通信制高校に転校。
自分はだめな子だと思う気持ちと、心配する親からの押し付けのような善意がとてもストレスで毎日死ぬことばかり考えていました。
いつでも死ねると思っていないと生きていけませんでした。
私の場合、ストレスの原因は親だとわかっていたので、卒業後、住み込みで思い切って東京で働くことにしました。
それまでイヤイヤ通っていた精神科も、大量の薬もスパッとやめ新生活を行いました。
1年の契約でしたが、やはりまだまだ気持ちが弱く半年で辞めて帰ってきてしまいましたが、だいぶ心はリフレッシュしており、鬱状態からは回復していました。
やはり環境を変えるのが一番だと思います。
あれから10数年経ち、いろんな仕事をしたり、いろんな人と出会ったたり、結婚出産したり、まだまだ強い人間とは言えないけれど、あの頃の弱い自分はもういません。
行動することが辛いこともあるかと思いますが、最初の勇気が出たら違う未来が待っているんじゃないかと思います。
周りの人には迷惑がかかるかもしれないけど、それが家族や親しい友達なら甘えたらいいと思います。
そして自分が回復したら思い切り感謝して恩返しをする。
周りにそういう人がいない場合は相談する機関がないか調べてみて吐き出すところがあるとすっきりすると思います。
私はこんな状態になって、今でも思い出すと泣きそうになることもありますが、これを経験してよかったと思っています。
今周りにそういう人がいたら気持ちを分かってあげられるし、応援したいと思えます。
なにより子どもがそういう風になったときに、寄りそってあげられる自信があります。
自分がしてもらえなくて悲しかったことを我が子にはしてあげられると思ったらうれしいくらいです。
人生に無駄な時などないです。
辛い時期を乗り越え、自分らしい生活をみんなが送れることを願っています。